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家の中の暑さ対策、どうすればいい?「陽射し対策編 ②」

木・パッシブデザインの話

こんにちは!ヤマタケ建設の竹田陽平です。

いよいよ梅雨明けして本格的な夏の到来ですね!今回は以前にご紹介した陽射し対策の続編です!

前回は外で陽射しを遮ることの有効性をご紹介しました。今回はその効果をより効率的に発揮するために気を付けたいポイントをご紹介します。>>前回の記事「陽射し対策編①」はこちら

【朝、日中、夕方それぞれの時間帯で陽射し対策が異なります】

下のお家の3Dパースは、8月1日時点の時間帯ごとの陽射しと影を採り入れた画像です。各方位と時間帯ごとに、陽射しの入り方を検証していきましょう!

まず、東面の朝8:00の画像です。

東側の窓には庇がついているにもかかわらず陽射しが入ってしまっています。


この後10:00頃になってくると庇によって陽射しを遮っています。庇部分に影ができていれば、遮っているということです。

続いて南面です。

庇がうまく機能していて一日中きちんと陽射しを遮れていますね。


南面 8:00


南面 12:00

最後に西面。

14:00頃までは影になっていますが、16:00にはかなり陽射しが入ってしまっています。

西面 14:00


西面 16:00

このように陽射しは太陽の位置が動くので時間帯によって変化し、方位によってもその影響の出方が変わるということがわかってきましたね!

※パースのお宅はほぼ真南向きです。お家の向きによっては多少変化してきますのでご注意ください。

まとめです。

●朝と夕方の陽射しは斜めから入ってくるので、庇だけでは遮り切れません。

●朝と夕方の陽射しを受け易い東面と西面は、スダレやヨシズ、アウターシェードなど垂直方向に遮れるものを取り付けるのが有効です。

●日中の陽射しは真上から降り注ぐので水平方向に遮る庇が有効でした。

●日中の陽射しを受け易い南面には庇が有効です。

以上のようなポイントを踏まえて陽射し対策を行うことでより高い効果が望めます!

ヤマタケの事務所は東面に大きな窓があり夏は朝から陽射しが強いです。 そこで実際に垂直方向に遮れるヨシズを設置しました!!





日影が出来て快適です♪

最後に、OBのお客様の中に雨戸を使いこなす強者がいらっしゃいます。朝は東面、夕方は西面の雨戸を閉めるそうです。こうして生活することでお家の中の室温上昇を抑えて、夏でもほとんどクーラーを使わないそうです!


夏の陽射しを上手にコントロールして快適な住環境を手に入れてください!!

それではみなさんごきげんよう!!

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