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井戸・共同水道をご利用の方へ「維持管理に使える補助制度」のご案内 -藤枝市"最大100万円"

施工事例

「井戸水って水道料金かからないんですよね?」

確かに毎月の「水道使用料」としても請求はありません。
しかし、そこからもう一歩踏み込んでみると…

「じゃあ市水(公営水道)の人と比べて不公平じゃないの?」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

実は、井戸や共同水道を維持するには、

市水とは別の「大きな負担」が隠れているのです。

今回は、藤枝市の補助制度をご紹介しながら、

知られざる「水の維持管理」についてわかりやすくお伝えします。

◆井戸や共同水道の方が抱える“見えにくい負担”

井戸水をご利用の場合、市の水道管を通さない代わりに、

以下の費用はすべて自己負担となります。

ポンプの電気代(毎日水を汲み上げるため)
設備の修理・交換費用(ポンプ故障や配管の老朽化)
水質検査費用(安全に飲むための定期的なチェック)

また、共同水道の場合も
地域で維持費を出し合っているケースが多く、決して「無料」ではありません。
”形が違うだけで、ライフラインを守るコストはかかっている”

これが実情です。

◆なぜ個人の施設に「補助金」が出るのか?

「個人の持ち物に税金が使われるのはおかしいのでは?」

と思われるかもしれませんが、これには大切な理由があります。

  • 「命の水」を守るため: どんな場所に住んでいても、安全な飲み水を確保することは健康な生活の基本です。行政はそれを支える役割を担っています。
  • 地域の防災力を高めるため: 適切な維持管理は、漏水による地盤沈下や、災害時の断水を防ぐことにつながります。
  • 環境とコミュニティの維持: 水道が使えなくなると、その土地に住み続けることが難しくなります。地域を維持することは、巡り巡って街全体の利益になるのです。

そのため、
個人の負担軽減と、地域全体の安全確保のために、この補助制度が設けられています。

◆藤枝市の補助制度:最大100万円の手厚いサポート(※一例です)

こうした制度は全国の自治体でも実施されていますが、

内容は地域によって異なります。

ここでは藤枝市の制度を例をご紹介します。

藤枝市では、民営水道(個人所有含む)の修繕や更新に対して、

以下のような手厚い補助が用意されています。

  • 補助額: 対象経費の2分の1以内
  • 限度額: 最大100万円

例えば、こんなことに活用できます。

  • ポンプの交換: 「水の出が悪い」「異音がする」といった寿命による更新
  • 配管の引き直し: 老朽化して漏水リスクのある古い管を新しくする工事
  • 貯水タンクの修繕: 共同水道などの大型タンクの補修や交換
  • 滅菌装置の設置: 安全な水質を保つための塩素注入機などのメンテナンス
  • 水質検査の実施: 安心して使い続けるための定期的な成分チェック

こうした細かな部品の交換から、大規模な工事まで対象になります。

◆補助制度を活用した藤枝市の工事の実例

藤枝市のA様から「水の出が悪くなった」というご相談をいただきました。

調査の結果、原因は「砂こし器(砂取器)」の老朽化でした。

内部を確認すると、錆で埋まっています。

長年の使用で内部の網が破れ、錆が目詰まりして、水を通す隙間がほとんどありません。これが「水の出が悪くなった」原因でした。

「砂こし器」とは?
井戸水に含まれる砂をポンプの手前でブロックするフィルターです。

砂がポンプ内に入ると、水の出が悪くなったりポンプ本体を傷めたりする原因になります。

砂こし器がある位置は、地面から上がってきた管が「取水ポンプ」に入る直前にあります。

以下の図で青く示してあり、補助対象であることがわかります。

新しい砂こし器に交換し、工事完了。

補助金を活用して、賢く工事を行うことができました。

◆施工業者や申請時の大切な注意点

よくいただくご質問ですが、

この補助金は「施工業者の指定が必須」というわけではありません。

普段お付き合いのある工務店や、信頼できる業者へ依頼することが可能です。

ただし、「申請の手続き」には専門的な書類や写真が必要になります。

先に工事をしてしまうと、補助対象外になる場合があるため注意が必要です。

申請には、事前の確認がとても重要です。

※制度内容は年度ごとに変更される場合があります。最新情報をご確認ください。

藤枝市「藤枝市飲料水供給施設維持管理事業費補助金制度」のウェブサイトへ

(※自分の家が対象か不安な方は、まずはこちらの市公式ページを確認するか、お気軽に弊社までお問い合わせください)

◆まとめ

井戸や共同水道は、日常的な負担が見えにくい分、

いざという時の出費が大きくなりがちな設備です。

だからこそ、

こうした「街全体でライフラインを支える仕組み」を上手に活用して、

大切な水を安心して使い続けていきましょう。
「うちは対象になるかな?」という段階でも大丈夫です。

お気軽にご相談ください。

@2022.YAMATAKE.CO.LTD