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杉材が持つ、快適な室内環境のための効用

木の話

こんにちは!!ヤマタケ建設の竹田陽平です!!

 

皆さんは「杉」についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

もしかすると花粉症の方は天敵!!と悪いイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、建築材としては非常に優秀で日本の住宅にも古くから使われて活躍してきました。以前に構造材のお話でも触れましたが( >>ブログ・構造材の話へ)当然弊社の住宅にも杉はたくさん使われています。今回はそんな杉の効用、住みながら感じられる快適さや心地よさについてお話ししたいと思います。

杉の床板

まず、杉の使用方法の代表的なものとして床板があります。

合板フローリング(左)と杉の床板(右)

杉の板は空気の含有量がほかの樹種と比べてもとても多いのが特徴です。つまり断熱性能が高い、ということになります。冬場に床がヒヤッとして、寒い!!と感じる合板のフローリングとは違って、杉の床板は冬暖かく、反対に夏はさらっとした肌触りで一年を通して快適に過ごすことができます。

杉の床板

次に天井板としての使用方法です。
杉板の特徴として高い調湿機能があります。室内に湿った空気が多いときはそれを杉板が吸収してくれて、反対に室内の湿度が低下してくると湿気を放出してくれます。つまり室内の湿度をある程度一定に保ってくれるのです。なんとあの国宝「正倉院」も杉板で作られていて錆びやすい鏡や刀、変色を起こしやすい服や紙が、今も1300年前と変わらぬ姿を見せているというのは驚きです!!

杉板の天井

天井と壁に杉板を使用したリビング

さらに、近年の研究によると杉に含まれるセドロールという成分にはリラックス効果や誘眠効果があり、内装材に杉板を用いた小学校では学級崩壊の率が低くなったり、寝室の内装材に杉を用いることで眠りが深くなったりするケースもあるようです。

天井と床に杉板を使用した寝室

古くから私たち日本人と深い関わりがあり、様々な利点がある杉の板。ヤマタケのお客様のお家にもよく使わせて頂いていて、非常に評判がいいです!

杉板を使用した間接照明

新築はもちろん、リフォームで床板の張替えや天井の張替えなどの際には是非候補の一つに加えてみて下さい!!

それではごきげんよう!!

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