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藤枝市:わざと「外れやすい構造」になっている?!台風で飛んでいったカーポートの屋根の修理

施工事例

30年前に新築工事をさせていただいてから長いお付き合いをさせていただいている藤枝市のOBお施主様K様より、

「台風でカーポートの屋根が飛んでいった」

とのご相談をいただきました。

現場を確認すると、ポリカーボネート製の屋根材が所々なくなっています。

外れた屋根材による近隣への被害はなかったようで安心しました。

台風などの風による被害、また以前お知らせしたような雹(ひょう)や、雪による被害は、カーポートでも火災保険の補償対象になる可能性があります。

被害に遭われた場合は、加入されている保険の補償内容をよくご確認ください。

3月の雹による被害でも保険を使って修理された方は、たくさんいらっしゃいました▶雹(ひょう)の被害続出

K様が加入されている火災保険も補償対象になりますので、修理前の写真もきちんと撮っておいてから修理します。

修理前後の写真は保険請求の際に必須です。

いかにも風の影響を受けやすい構造をしているカーポート…

実はカーポートの屋根材は、カーポート本体への被害を最小限に抑えるために、外れやすい構造になっています。

屋根が強風にあおられたとき、カーポート本体には非常に大きな負担がかかります。

その時に、複数のパネルで構成された屋根材がはずれて風の抜け道ができることで支柱や骨組みをふくめたカーポート全体の負担を軽減し、大きな破損を防ぐ設計になっています。

飛んでいくのは危険ですが、実は安全設計なのです。

なので、大型台風直撃の可能性がある場合は、屋根材をあらかじめすべて外してしまうことも、カーポートを守るため、また近隣への被害を防ぐためには、有効な対策です。

ちかごろ異常気象が起きやすくなっていますので、新しくカーポートを設置される方は、耐風圧強度が高く、片側支持タイプより両側支持タイプのものを選択されることをおすすめします。

(メーカーによって構造や耐風基準は異なるため、詳細は製品仕様をご確認ください)

設置場所に制限はあると思いますが、風の通り道・風の強い場所に設置するのはできるだけ避けて、片側支持タイプになる場合は支柱を風上側にするなどの工夫も有効です。

カーポートを含む建材やエクステリア商品の価格も、原材料費や輸送費の影響を受けて、頻繁に値上げが続いていますので、設置を検討される方は早めにご相談ください。

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