藤枝市:ブロック塀からウッドフェンスへリフォーム!安全な通学路になりました
24年前に新築工事をさせていただいた藤枝市のOBお施主様I様より「ブロック塀をウッドフェンスにしたい」とのご相談がありました。
I様は、㈱タケダ時代から弊社を支えてくれていた、製材担当の元従業員です。
I様が製材した木が、今でもたくさんのOB様のお家を、力強く支え続けてくれています。
▼製材中のI様


では、本題に戻りますが、まずは建築基準法の改正の歴史からおさらいします。
1950年 建築基準法施行
1971年改正(1968年 十勝沖地震をうけて)
1981年改正(1978年 宮城県沖地震をうけて新耐震基準施行)
2000年改正(1995年 阪神淡路大震災をうけて木造住宅基準強化)
2025年改正(脱炭素社会の実現に向けた省エネ推進、4号特例の縮小、省エネ基準の適合義務化)
「地震 → 耐震強化」の流れに加えて、2025年には「気候変動対策 → 省エネ強化」いう新しい時代の改正が行われています。
上記でおわかりいただけるように、2000年の改正までは耐震強化による改正が繰り返され、それに伴い、塀に関する基準も厳格化されていきました。
ブロック塀の倒壊により下敷きになって死亡した事故も起こりましたね。
しかし、いまだに、高さが高すぎたり、鉄筋が入っていない危険なブロック塀が存在しているのは事実です。
I様邸の前のブロック塀は、鉄筋は入っていましたが小学生の子供たちも通る通学路です。
一部なくなっていたりと、ちょっと通るのが不安です…


まずは解体します。



つぎはぎになっている基礎を綺麗に作り直します。




支柱をたてるための穴をあけて。

水色を張り支柱をたてていきます。




基礎の天端を整え、しっかり養生して固めます。

つぎはぎだった基礎が綺麗に整いました。

ヤマタケの工場では材料の加工・塗装を行い、取付準備が進められていました。



準備が整いました。



取付完了。

(Before)

(After)

(Before)

(After)

(Before)

(After)

閉鎖的なブロック塀から、開放的なウッドフェンスになり、気持ちよく過ごせることと思います。
そして、もう倒壊の心配がなくなった前の道路は、これからは安心して通れます。
子供たちは安全。なにより、親御さんたちは安心。
皆様のまわりに、心配なブロック塀はありませんか?
改めて、よく確認してみてください。