店舗新築工事 ~太鼓梁加工・光付け(ひかりつけ)とは?~
牧之原市の店舗新築工事の様子をお知らせします。
前回のブログではヤマタケの製材機で太鼓梁のすりなおしの様子をお伝えしました。
その後大工さんによる加工が行われました。

皮をむき表面をきれいにしていきます。








木くずを掃除し再び太鼓梁を広げ、手刻み加工に入ります。








これは何をしているかというと、複雑な形状をした太鼓梁の仕口と、そこに組み合わせる梁や桁が隙間なくぴったりとおさまるように、太鼓梁の仕口の形状を梁や桁に写し取り加工する「光付け(ひかりつけ)」という作業。これを「ひかる」「ひかりこむ」「光り板」などとも呼びます。大工用語で「ひかる」=「写す」を表します。
↓ 太鼓梁の形状を板に写しています。
※仕口側から写さないように要注意です。


↓ 組み合わせる梁や桁に写しているところ
※書き写す方向が大事なことがこれでわかりますね。左右逆になってしまいます。


同じ形状の太鼓梁はありません。一つ一つ写します。

太鼓梁が交わるところも同じく写します。

光付けをしている部分のイメージはこちらの例をどうぞ。

いよいよ太鼓梁の加工も終わりが見えてきました!

綺麗に磨き上げ、加工完了しました。


太鼓梁は建前の日を待ちます。

引き続きプレカット材の手刻み加工に入ります。
プレカット工場の様子。


プレカット加工が終わり、ヤマタケに続々と帰ってきました。



先ほどお伝えしたように梁・桁にそれぞれ組み合わせる太鼓梁の形状を写しています。




その他材料がたくさんありますが一つ一つに反り等がないかしっかり確認しています。


お施主様支給の材料もヤマタケに運んできました。


引き続き工事の様子をお知らせします。