外壁の”通気工法”ってなに?
焼津市M様邸 新築工事
現場日記
ヤマタケの家では、高断熱・高気密にしていることもあり、全ての家で外壁の種類に関わらず、通気工法を採用しています。
壁の中を空気が通るようになっている「通気工法」。
工事の様子を参考に解説します。
(現場の状況)
上棟から1ヶ月ほど経過した焼津市のM様邸です。雨に濡らすことの無いように先行して外回りの工事が進んでいます。
防水紙を貼り終わり、外壁の下地となる胴縁(ドウブチ)の施工が進んでいます。
(通気工法の説明)
よく見ると、胴縁と胴縁の間に隙間が空いています。
通気工法では、空気が流れる通路としてあえて隙間を開けています。
通気の原理は、暖められた空気は軽くなり、この隙間を通って上へ上がり性質を利用します。
空気が上へと流れていく際には、壁内の湿気も一緒に連れていき、壁内での結露やカビのリスクを軽減しています。
こちらの部材は外壁の上端が納まる見切りです。
外壁の裏を通ってきた空気が表側に排出されるようなカタチになっています。
注意点は、空気の入り口と出口をしっかりと作ることです。
屋根のすぐ下の部分も同じように空気の出口を取り付けます。
私たちが扱っている無垢材の構造材は、呼吸をして、湿気を吸収したり、排出したりしています。壁の中で木が排出した湿気や、室内側から入った湿気を上手く外に逃がしてあげることが、家自体を長持ちさせることに繋がります。
通気工法は無垢材を使うヤマタケ建設の家を長持ちさせる手法となっています。