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家づくりのこだわり

シリーズ連載 大工道具について ~指矩(さしがね)~

2020年10月19日
 

こんにちは。ヤマタケ建設の竹田修平です。

ヤマタケの家づくりの特徴でもある大工さんにまつわることについて、これからシリーズで少しずつお伝えしていこうと思います。

今回は古くから大工さんが使用している大工道具の1つである「指矩(さしがね)」についてです。

     
 

指矩は、1000年以上前に中国から伝わってきて、聖徳太子が日本に広めたとも言われているそうです。形自体は、一度は目にしたことがあるかと思いますが、L字型の物差しのような形状をしています。長手(ながて)と短手(みじかて)にそれぞれ目盛がついています。単位は、尺貫法とよばれる寸表示が一般的で、ミリ表示のものもあります。聖徳太子が指矩を持っている像や絵もたくさんあるんですよ。
 
     
 
日本建築は矩(直角)を基本としているため、指矩が非常に重宝します。材料に長手部分を押し当てて、短手を定規に線を引けば、材料に対して直角の線が引けるという訳です。使いこなせるようになるため仕事の中で親方から習い、手になじませたりすることでコツを覚えていきます。

      

     
     
そして、指矩と関係があるものが規矩術(きくじゅつ)です。大工さんは、規矩術(きくじゅつ)と呼ばれる直角三角形を利用した方法で屋根勾配や隅木の勾配など複雑な寸法を算出していくのです。柱や梁などは直線的な長さの計算で単純ですが、屋根勾配は斜辺の長さ、隅木は斜辺と斜辺を組み合わせた長さになるので複雑な計算になりますね。つまり√の計算をしていく訳です。

     

     

法隆寺の建築当時から大工の必需品だった指矩は、もちろん今でもヤマタケの現場でバリバリ使われています。直角を出すために使われるため、たまには狂いがないか確認して、手入れをすることも必要です。どんなに腕の良い大工でも攻略するには相当時間が掛かると言われるほど奥が深い指矩や規矩術。興味のある方は、ぜひ、ヤマタケ建設までご来店下さい。熟練大工がレクチャーしますよ!